MMDではスフィアマップと呼ばれていますが、その他のソフトでは”MatCap”や”Lit Sphere”なんて呼ばれているようです。
このスフィアマップですが、blenderで使うにはひと工夫必要です。
目次
スフィアマップの使い方
マテリアルノードで組みます。
基本的なノード構成
“SampleMap.png”は、ImageTextureのノードで、ここにスフィアマップを読み込んでいます。
TextureCordinateとVectorTransformで、法線とカメラの角度を取得し、Mappingで値の調整をしています。
出力されるColorやBSDFをさらにつなげることで、加算、乗算スフィアなどを表現できます。
加算スフィア
“Add Shader”でスフィアマップを後付けで加算します。
加算スフィア(MMD Like)
blenderのリアルさと混在させるのであれば上の設定となりますが、MMDらしくする場合はひと工夫必要です。
BaseColorを使わずに、別のところで色(テクスチャ)を指定して、”Emmission”で反映させています。
例では”Color Rump”を使って真っ赤にしていますが、画像のテクスチャを使用することも可能です。
ちなみに、”Add”と書いてあるノードは、”Mix RGB”というノードです。
乗算スフィア(MMD Like)
Mix RGB を”Add”から”Multiply”に変えるとMMDっぽい乗算スフィアとなります。
これでどちらもMMDとほぼ同じ見た目となります。
blenderを使ってまでMMDらしい見た目を作る場面はあまりないかもしれませんが、参考までに。