セルフ影と地面影

セルフ影とセルフ影マップ。そして地面影について解説します。


セルフ影と地面影の概要

MMDには「地面影」と「セルフ影(セルフシャドウ)」の2つの影があります。

地面影は最初からMMDに搭載されている機能ですが、セルフシャドウはバージョンアップで追加された機能です。 影の描画というのはそれなりに高度な処理なので、MMDが登場した当時は負荷が軽い「地面影」のみを実装していました。

その後に、より自然な影を描画できる「セルフシャドウ」が実装されました。 実装当初は重いと言われていたセルフシャドウですが、今は普通のPCの性能で十分使用可能です。

セルフシャドウも地面影も、一言で言うと「影を落とす」機能のことです。

地面影

Y=0.1の平面に影を描画します。 地面影は安定して広範囲の影を描画できます…が。 先ほど書いた通り、平ら面への影の描画なのでなかなか使い勝手は悪いです。

昨今ではMMEのおかげで綺麗な影を描画できるので、地面影使われることは少なくなっています。 MMEの仕様を前提としているならば、地面影のチェックは外しておいたほうがいいでしょう。 遮蔽物が少ない。かつ地面が平らで、影描画系のMMEを使用しない場合に限り、導入を検討してください。

使う場合の注意点としては、y=0.1以下にある材質…つまり床などは、「地面影」をオフにしてください。 自身の影と重なってちらついたり、モデルの上に影ができるなど不具合な現象が起こってしまいます。

セルフ影とセルフ影マップ

地面影はでこぼこな地面や、壁などに影を落とすことができません。 それに対してセルフシャドウは、モデルの影を別のモデルに落とすということが可能です。 正確には、材質の影を他材質落とす機能のことです。 材質1つ1つ対して、「影を他材質に落とすか」「他材質の影を落とすか」の設定をPMXエディタで設定可能です。

表にすると以下のようになります。

影の種類 効果 備考

地面影

自身の影をy=0の平面に落とす。

床の材質にこの項目を設定するのはNG。

影描画系のMMEを使うなら外したほうが混乱が少ない。

セルフ影マップ

自身の影を他材質に落とす。

セルフ影

他材質の影を自分自身に落とす。

影の色は「Toonマップ」画像の影響を受ける。(Toonマップの設定)

実際にモデルで確認してみましょう。

「セルフ影マップ」にチェックした右の黒い円柱が、「セルフ影」にチェックした青い板に影を落としているのがわかります。 「セルフ影マップ」にチェックしていない左の白い円柱は、板に影を落としていません。 「セルフ影」にチェックしていない赤い板には、黒い円柱の影も映っていません。

しかし、「地面影」にチェックした白円柱は、何もないはずのグリッド部分に影ができています。 「地面影」にチェックしていない黒円柱は、モデルのない板の周りには影を落としていません。 地面影とセルフ影は見た目こそにていますが、全く別物である点に注意してください。

セルフ影とToonマップ

セルフ影とToonマップの表現は共存できません。 しかし、セルフ影の色は「Toonマップ」画像の影響を受けます。 詳しくは、Toonマップの設定のほうに書いてありますのでご覧ください。


まとめ

  • 「セルフ影マップ」は自身の影を他材質に落とす。
  • 「セルフ影」は他材質の影を自分自身に落とす。。
  • 「セルフ影」と「Toon」は共存できない。