コモンイベントとは
ウディタでゲームを作るうえで、最も大切と言っても過言ではない要素。コモンイベントについて解説します。
コモンイベントとは”命令”の集まりです。
命令というのは”1+3の計算をしろ!”とか、”この画像を表示しろ!”といったものです。
ウディタではこのような命令のことを“イベントコマンド”とか“コマンド”と言ったりします。
コマンドを集めて「戦闘」だとか「メニュー」といった「コモンイベント」を作り、
その「コモンイベント」を呼び出すことでゲームの流れを作り上げていきます。

コマンドエディタを開こう
コモンイベントはどこで作ればいいのでしょうか。
ここをクリックすると、”コマンドエディタ”というコモンイベントを編集する画面が出てきます。


この画面の右側にイベントコマンドを配置していくことで、コモンイベントを作っていきます。
ゲームを作るうえで、一番お世話になる画面です。早速使っていきたいと思います。
下にある”

左側の欄がコマンドの種類です。
ここからコマンドを選び、右側で内容を設定。
コマンドエディタを使ってみよう
1番簡単な文章の表示を使って、コモンイベントを理解していきましょう。
プログラミングの解説本なんかでは、最初にすることは「Hello World」の画面への表示と相場が決まっているので
最初のコモンイベントは「Hello world」を文章表示で描画することにしましょう。
イベントコマンド入力ウィンドウから、文章の表示を選んでください。

これはその名のとおり、文章を表示するためのコマンドです。
ただ文字を表示されるだけではなく、Enterキーを押すまで次のコマンドに進まない性質や、
下に入力待ちのカーソルが出る性質などがあります。
右側に「Hello world」とタイピングして、
コマンドが入力されます。
これを実行してみたいのですが、あくまで書いただけなのでゲームを起動してもこのコモンイベントは無視されます。
コモンイベントは、「このコモンイベントを実行しろ」と言われて初めて動くからです。
今回は「自動実行」でこのコモンイベントを呼び出します。
「呼び出しのみ」になっているところのプルダウンから、「自動実行を選択してください。」

これは、簡単に言うとゲームが起動した瞬間に、自動的に繰り返し実行されるようになります。
「Hallo world」と表示されるはずです。

Enterを押しても繰り返されるのは、自動実行にしているからです。ウィンドウの×印で閉じてしまいましょう。
次に、文章の表示で「ようこそ。ウディタの世界へ」を「Hello world」の下に追加してみてください。
これを実行すると、「Hallo world」と表示された後に、「ようこそ。ウディタの世界へ」と表示されます。
ウディタのコマンドは、上から下へと逐一実行されます。
「ようこそ。ウディタの世界へ」の後にもう一度「Hallo world」と表示されるのは、先ほど書いた通り「自動実行」の性質です。
上から下へ実行され、すべてのコマンドが終了したので、最初に戻ってまた実行されているわけです。
本当にさわりだけですが、コモンイベントがどういうものか分かりましたでしょうか?
ここから徐々に、「変数入門」や「条件入門」の回でも、少しずつコモンイベントの使い方を解説していきます。