“オブジェクトモード”と”編集モード”

blenderの特徴であるモードに関して解説します。


目次

モードの役割

3Dで何かを作る工程には、様々な作業が必要となります。

それらの作業中に、余計な操作をしてしまわないようにするため、

blenderでは”モード”を使って行える作業を制限しています。

このモードによって、誤操作を防ぐとともに、一つの作業に集中して行えるようになっています。

モードは左上から選択できます。

最初はオブジェクトモードとエディットモード、二つのモードを理解してください。

オブジェクトモード

オブジェクトモードの画面

「オブジェクトモード 」は、 オブジェクトの配置したり選択をするモードです。

オブジェクト とは、モデリングして作ったキャラだったり、カメラだったり、光源などのことです。

このモードでプリミティブ(立方体や球など)を追加すると、新たな別のオブジェクトとして追加されます。

オブジェクトモードでの立体の追加

View(立体が表示されているところ)でオブジェクトをクリックすると、選択状態になります。

エディットモード

エディットモードの画面

「 エディットモード 」は、選択されたオブジェクトのポリゴンの編集を行うモードです。

メッシュオブジェクトの 頂点を移動させたり、新しいポリゴンを作ったりします。

このモードでプリミティブを追加すると、新たなポリゴンが選択中のオブジェクトに追加されます。

エディットモードでの立体の追加

この状態で選択し移動させても、移動するのは「ポリゴン」でありオブジェクトの座標は移動しません。

また、 エディットモードでは選択中のオブジェクトを変更できません。

一旦オブジェクトモードに戻す必要があります。

モデル移動時の注意点

エディットモードは。ポリゴンの編集をするため、立体の造形手段としてポリゴンや頂点を移動させます。

辺を移動させて造形した立体物
辺を移動させて造形した立体物

対してオブジェクトモードは、立体の基準となる位置を動かします。

基準を移動させた立体

エディットモードでモデルの位置を変更させるのはNGです。

頂点の移動で動かした立体。
見た目は動いているが、基準点は真ん中のままのため扱いにくい

モードの切り替え

ドロップダウンリストからも選択できますが、[Tab]で オブジェクトモードとエディットモードを切り替えられます。